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<title>情熱大陸＋P</title>
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<description>読む、聴く～もうひとつの「情熱大陸」へようこそ。</description>
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<dc:date>2009-07-03T16:00:00+09:002009-06-26T16:00:00+09:002009-06-19T16:00:00+09:002009-06-12T16:00:00+09:002009-06-05T16:00:00+09:002009-05-29T16:00:00+09:002009-05-22T16:00:00+09:002009-05-15T16:00:00+09:002009-05-08T16:00:00+09:002009-05-01T16:00:00+09:00</dc:date>
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<title>第9話 ときどき休戦</title>
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<description>　福丸豊子が走るのは、週に三日のランチタイムと決まっている。豊子の勤める印刷会社...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;&lt;a href=&quot;http://jounetsu.cocolog-nifty.com/plusp/kakuta.html&quot;&gt;&lt;img height=&quot;125&quot; border=&quot;0&quot; align=&quot;right&quot; width=&quot;100&quot; alt=&quot;角田光代&quot; src=&quot;http://jounetsu.cocolog-nifty.com/plusp/images/kakuta_s.gif&quot; /&gt;&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　福丸豊子が走るのは、週に三日のランチタイムと決まっている。豊子の勤める印刷会社の昼休みは、きっちり十二時にチャイムが鳴る。十二時前に席を立って
も上司に叱られることもないが、みんなチャイムが鳴り終わるまで席にいるので、豊子もじっと座っている。キンコンカンコン、の、コンが長く響くなか、豊子
は素早く立ち上がって、走る。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;　エレベーターはこの時間混んでいるから、三階ぶんの階段を駆け下りる。会社の敷地を走り、門を出て走り、商店街を走る。走る豊子を見かけたことがある人は、一様に口を揃えて「すごい」と賞賛する。「あんなに速く走れるなんて、本当にすごい」と。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　実際速いわけではない。ただ豊子は、就職してこの二十五年で、何の因果かぴったり勤続年数と同じだけキロ数を身につけたから、「見かけにしては速い」という判断だろう。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　速くもなるわ、と豊子は思う。だって一目散にいかないと、大和屋の天むす弁当が、とられてしまうんだもの。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　このあたりは会社が多いので、商店街の食堂ばかりでなく喫茶店も居酒屋も総菜屋も、ランチを出したり弁当を売ったりする。弁当を買う人、ランチメニュウをのぞきこむグループで、商店街はにぎわっている。人波に邪魔されるのがいやで、豊子は車道に下りて走る。クラクションを鳴らされてもかまわず走る。そして向こうに、ああ、やっと大和屋が見えてくる。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　大和屋はカウンター席だけの天ぷら屋で、夜しか営業していなかったのが、つい最近、週に三日だけ天むす弁当を売るようになった。えび天の入ったおにぎり三つに、卵焼き、野菜の煮物、お新香がついて七百円。卵焼きも煮物もおいしいが、天むすは唖然とするほどのうまさなのだ。それが千円しないのである。豊子は週に三日、大和屋まで走っている。それだって天むす弁当を入手できるのはせいぜい週に一度。うまさに唖然としているのは豊子ばかりではないらしい。十一時半から昼休みだったり、好きな時間にランチに出られたりする会社の人たちが、豊子がたどり着くより先に買っていってしまうのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　店先のワゴンに、たったひとつ天むす弁当が残っているのが数十メートル先から見て取れる。ああよかったと思ったその瞬間、逆方向からやっぱり走ってきた紺の制服姿の女が、それを手に取ってしまう。その手の上に視線を移すと、やっぱり。やっぱりそうだ。狐女。名前も会社も知らないが、すらりと背の高い痩せた女で、しょっちゅうこの時間に大和屋の前で出くわす。彼女の会社も十二時ジャストに昼休みになるらしく、彼女もいつも走ってくる。品切れのこともあるし、見知らぬ人に先を越されることもあるけれど、五回のうち二度は、豊子はこの女に負けている。切れ長の目につんと上を向いた鼻、自分と正反対の彼女に、狐女と豊子はこっそり命名している。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　弁当をとられたショックに立ち尽くす豊子を、狐女はちらりと見遣る。そんなはずはないのだが、ニヤリと勝利の笑みを浮かべた気がし、豊子の体からさらに力が抜ける。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　弁当を買って去っていく狐女の背をいじましく見送って、豊子はとぼとぼときびすを返す。何を食べるかさんざん迷って混乱し、そんなに食べたくもない冷やし中華をコンビニエンスストアで買って会社に戻る。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　豊子ははっきり狐女に敵意を持っている。天むす弁当を五回のうち二度奪われているからではない。五年前、離婚の原因になった女とよく似ているのである。長身、細身、狐顔。なぜ知っているかといえば、持ち出された離婚話に豊子がうんと言わないでいたら、話し合いの席に夫が連れてきたのである、この人といっしょになりたいのだと。狐顔の女はずっとうつむいていた。ごめんなさいと蚊の鳴くような声で言った。私が太らなかったら夫は浮気しなかったかなと、考えても詮無いことを考えて、離婚を承諾した。狐顔の女は、喫茶店のテーブルに額がつくほど頭を下げて、豊子はなんだか彼女が気の毒になった。そんなに頭を下げるほどの男ではないよと、教えてあげたかった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　自分で想像していたよりダメージは少なかった。子どもはいなかったし、結婚前から続けている仕事もある。久しぶりのひとり暮らしはたのしかった。女友だちと時間を気にせず飲める。気兼ねなく温泉旅行もできる。かつて結婚していたことを、ときどき忘れそうになる。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　それなのに、昨今、思い出すのである。あの狐女に残りの弁当をとられるたび、思い出すのである。別れた夫の声も顔もおぼろげだというのに、何かたいせつな、いやたいせつだと信じているものを、近しいと思っているものを、自分の一部のように思いこんでいるものを、毎回毎回、横取りされている気分になる。馬鹿げているとわかっている。だって狐女は知らない人だし、彼女は横取りどころかじつに正統的に弁当を買っているだけなのだし、そもそも、彼女が手にしたのは男でも夫でもない、天むす弁当なのだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　なんとなく狐女と天むす弁当を争っているのがいやになって、梅雨入りで雨続きなのも手伝って、二週間ほど豊子は弁当を持参していた。が、二週間後、まるで中毒のように天むす弁当が食べたくなり、昼休憩のチャイム終了とともに席を立ち、傘をさして商店街を走った。&lt;br /&gt;「品切れでしたよ」急に声をかけられ、あまりに驚いて豊子は傘を落としてしまう。傘を拾って差し出すのは、あの狐女である。「大和屋さんでしょ？　今日は品切れ」と言って、笑っている。財布しか持っていないのを見ると、狐女も買えなかったのだろう。「どうですか、お昼、ごいっしょに」突然言われ、豊子はぽかんと口を開けて狐女を見上げる。「おいしい定食屋があるんですよ。天むす弁当には及ばないけれど」狐女は笑う。笑うと目が細くなって、きつく見える顔立ちが観音さまみたいになると豊子は思う。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　定食屋のカウンターで並んで、豊子は狐女に勧められた生姜焼き定食を食べる。生姜焼きも、小鉢の煮物もサラダも味噌汁も、たしかにおいしい。何よりごはんがきりっと立っていて、ほのかに甘くてすばらしい。おいしい、と思わずつぶやくと、「でしょう」得意げに狐女は言った。&lt;br /&gt;「私がおいしいと思うものは、きっとあなたもおいしいと思ってくれると思ったの」と、ちいさく言い、恥ずかしそうに笑った。たしかにそうだ。天むす弁当を必死に争っている二人なんだから、味覚が似ていて当然だ。「生姜焼きの次のお勧めは鰺フライ定食なの。こんど試してみて」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　壁に貼ってある黄ばんだお品書きを眺め、豊子はうなずき、うなずいたとたんに片目から水滴がぽとりと落ちる。そのことに豊子も驚いたが、狐女はさらに驚いたようで、&lt;br /&gt;「ごめんなさい、いきなり誘ったりして。びっくりするわよね」あたふたと言う。&lt;br /&gt;「ちがうの、あの、おいしくて」豊子は言って、笑おうとする。もう片目から水滴が落ち、泣き笑いになる。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　本当はこんなふうに話したかったんだと、ふいに豊子は理解する。五年前だ。深く頭を下げた細身の女と。ねえ、この人のどこが好き？　あらそう、私はそういうとこ苦手。あなたって痩せっぽちなのにおおらかね。そうね、彼の楽観的なところは私も好き、救われたこともあったわね。そうそう、そういうところは、ちょっとどうかと思うくらい傷つきやすいわよね、大人なのにね。そんなふうに話して、そうして豊子も頭を下げたかった。この人をどうぞよろしくね。うんとたいせつにしてあげてね。そう言って、彼女に負けないくらい深々と頭を下げたかった。だって、二人ともおんなじくらい好きになった人なんじゃないか。そう、気の毒に思ったなんて、せいいっぱいの強がりだったんだ。豊子ははなをすすり上げ、隣に座る狐女に笑いかける。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「こんど、私のお薦めの店も案内するわ。もし、天むすにあぶれて、またばったり会ったら」&lt;br /&gt;「そうね、たのしみにしてる」狐女は言った。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　べつべつに勘定を払い、名乗らないまま店の前で別れた。別れ際、これからも本気で闘いましょうと言おうとして、言わなかった。そんなこと言わなくとも、彼女は全力で走ってくるだろうと思った。私だって全力で走る。ほしいものにまっすぐ手をのばして。雨があがっていることに気づいて、豊子はあわてて傘を閉じる。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;a href=&quot;http://files.podcastjuice.jp/jyounetu/plusp20090703.mp3&quot; onclick=&quot;javascript:urchinTracker(&#39;/link/cocolog/plusp20090703.mp3&#39;);&quot;&gt;▼MP3ファイルをダウンロード&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>

<dc:subject>見上げれば満天の星</dc:subject>

<dc:creator>情熱大陸</dc:creator>
<dc:date>2009-07-03T16:00:00+09:00</dc:date>
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<title>もっと、フロンティア</title>
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<description>　６月７日の南極観測隊の料理人・篠原洋一さんの放送で、エメラルド色に輝くオーロラ...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;　６月７日の南極観測隊の料理人・篠原洋一さんの放送で、エメラルド色に輝くオーロラを篠原さんが見上げる感動的なシーンを覚えていますか。日本ではまず経験できないような雄大な情景は、これまでの『情熱大陸』の中でも最も美しいシーンの一つでした。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;
　ところで、あの場面は、いったい誰が撮影したのでしょう。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;
　篠原さんたちがオーストラリアからいよいよ南極に向かい、取材カメラに向かって別れを惜しむシーンがありました。なのに、南極ではカメラが回っている。
「なんだ、結局、スタッフも南極に行ったのか」。いえいえ、違うんです。実は、その後の映像は観測隊員の皆さんによって撮影されたものなんです。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;　中でもお世話になったのが、森澤文衛（もりさわふみえい）さんと村上祐資（むらかみゆうすけ）さんのお二人。今回、森澤さんが現地から更新しているブログから番組ホームページにいただいたトラックバックをきっかけに、お二人とお話をすることができました。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　東京都立川市にある国立極地研究所の一室。部屋の真ん中に大きなテレビモニターが置かれています。番組の最後で南極の篠原さんが映っていたテレビ会議システム。その画面の中には二人の男性が映っています。向かって左側に、鮮やかに髪を金色に染めあげた村上さんがちょっとやんちゃなムードを漂わせて座り、その右側にはがっしりした体格に黒ひげをたたえた森澤さんがリラックスした雰囲気で腰掛けています。お二人に共通しているのは、目元に浮かんだ何ともいえない優しい微笑。通信衛星経由で届く音声のズレが会話のテンポを和ませ、のんびりムードの中でインタビューが始まりました。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「地球に残された数少ないフロンティアで、責任ある仕事をのびのびとやれることが幸せ」という38歳の森澤さんは、基地内のＬＡＮや衛星通信回線の構築・運用を担当するエンジニア。かつて船舶用電話を使ってやり取りをするしかなかった人類最果ての地も、今やインターネットに常時接続され、観測データのやりとりなども24時間体制に。それでも転送速度には限りがあり、番組用の映像素材はなんと一週間を掛けて少しずつ日本に届いたのだとか。冒頭にお話ししたオーロラのシーンは、そんな風にしてようやく皆さんのテレビにたどり着いたというわけです。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　その現地映像の撮影にメイン・カメラマンとして活躍していただいたのが30歳の村上さん。わずかな重力の違いや地震波の様子、年に数センチというほど緩やかな南極大陸や氷床の動きなどを観測して『地球の中がどうなっているか』を研究する地学観測を担当。観測隊に参加するまでは東京大学の博士課程に在籍し、南極や宇宙など『極地』と呼ばれる環境での建築を研究する『極地建築』が本来の専門分野だったといいます。 &lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　そんな村上さんに「南極から帰ったら、次は何を目指しますか」と訊き、間髪を入れずに返ってきた答えは「月」。仲間には普段から語っているのでしょう、隣の森澤さんは当たり前のような顔をして見守っています。最終目標はあくまでも『月』。その通過点として南極で貴重な経験を積んでいる――何ともスケールの大きな夢を、屈託のない笑顔で語る村上さんの目には力強い輝きが溢れていました。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　そういえば――。番組の中で、料理人の篠原さんも「次は宇宙で料理を作る」って言っていましたよね。となると『宇宙で海鮮丼』のシーンも是非とも見たい。もちろん、カメラマンは村上さんで。もっとも今度の主役は、村上さんご本人かもしれませんが。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;▼&lt;a href=&quot;http://www.mbs.jp/jounetsu/2009/06_07.shtml&quot;&gt;南極観測隊　料理人・篠原洋一篇（2009年6月7日放送）&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;a href=&quot;http://files.podcastjuice.jp/jyounetu/plusp20090626.mp3&quot; onclick=&quot;javascript:urchinTracker(&#39;/link/cocolog/plusp20090626.mp3&#39;);&quot;&gt;MP3ファイルをダウンロード&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>

<dc:subject>みんなの情熱大陸</dc:subject>

<dc:creator>情熱大陸</dc:creator>
<dc:date>2009-06-26T16:00:00+09:00</dc:date>
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<item rdf:about="http://jounetsu.cocolog-nifty.com/plusp/2009/06/post-5092.html">
<title>工業デザイナー・水戸岡鋭治</title>
<link>http://jounetsu.cocolog-nifty.com/plusp/2009/06/post-5092.html</link>
<description>　アーティストとアルティザンという対比がある。日本語で言うなら芸術家と職人――そ...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;&lt;a href=&quot;http://jounetsu.cocolog-nifty.com/plusp/shigematsu.html&quot;&gt;&lt;img height=&quot;125&quot; width=&quot;100&quot; border=&quot;0&quot; align=&quot;right&quot; src=&quot;http://jounetsu.cocolog-nifty.com/plusp/images/shigematsu_s.gif&quot; alt=&quot;重松 清&quot; /&gt; &lt;/a&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　アーティストとアルティザンという対比がある。日本語で言うなら芸術家と職人――そのどちらが上かという話ではなく、二つの立場の違いを考えるにあたって、たとえばこんな言葉はキーワードにならないだろうか。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　きちんと――。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「仕事をきちんとやる」ということにどこまでの価値を置くかが、芸術家と職人の一番大きな違いなのではないか、と僕は考えている。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　芸術家の仕事は、もちろん「きちんと」できるならそれに越したことはないのだが、たとえ世間一般の感覚でいう「きちんと」が達成されなかったとしても、
できあがった作品がスゴいものであれば許される。しかし、職人への評価は、まずなにより、さまざまな制約を「きちんと」クリアしたかどうかで問われるのだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　５月10日オンエアの工業デザイナー・水戸岡鋭治さんは、「正しい」デザインを目指している、という。我田引水で恐縮だが、水戸岡さんのおっしゃる「正しい」もまた、「きちんと」と通底するのではないか。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;
　芸術の評価であれば、「正しい」と「正しくない」の線引きなどしてはならないし、しようと思ってもできないだろう。ゴッホの絵を「スゴい」と称える人はいても、「正しい」と呼ぶ人はいないのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　だが、そこに納期や予算の制約が加わるとどうだ。おのずと納期や予算を守るという「正しさ」が生まれる。さらに、クライアントを納得させられるか、ユー
ザーが満足するか、という、いわば結果の物差しが加わると、それぞれに「正しさ」が生まれる。そういった制約付きの仕事を請け負う職人にとっては、「正し
くないスゴい仕事」というのはありえないのだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　番組の序盤で、水戸岡さんは「デザイナーは芸術家ではない」と言い切った。いわば職人宣言である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　もっとも、その一言だけで「なるほど」とうなずくわけにはいかない。「自分は芸術家ではなくて職人だから」というのは、ある意味では、紋切り型の決まり文句――デザイナーでも作家でも、売れっ子であればあるほど、そう言いがちなのだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　常に厳しい制約を課せられていることを自虐的に言う場合もあるだろうし、逆に「オレは芸術家のような世間知らずじゃないんだ」という自負から出てくる場
合もある。コンプレックスなのか反発なのか、どちらにしても、根っこには、芸術家という存在に対する過剰な意識があるわけで……そこが透けて見えた瞬間、
大いに鼻白んでしまうものである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　だが、水戸岡さんはそうではなかった。職人の美学に酔うのでもなく、芸術家へのひねくれた負い目を抱いているのでもなかった。ただ「正しさ」を貫いていくだけ。クライアントとの打ち合わせでも、現場の職人さんとのやり取りでも……。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　スタッフもそんな水戸岡さんを「きちんと」正面から受け止めた。水戸岡さんの華やかな受賞歴などは最小限に抑え、むしろ無骨で一徹な職人魂を前面に出し
た。ぎりぎりの納期や予算を守りつつ、現場の職人さんに妥協のない厳しい注文を出す水戸岡さんと、それでいて職人さんたちの心をつかんで離さない水戸岡さ
ん――その両面に迫ることで、水戸岡さんの手がけてきた仕事の「正しくてスゴい」魅力が僕たちにも伝わったのだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;『情熱大陸』のスタッフはほんとうに幸せだよな、と思う。プロ中のプロの取材を通じて、「仕事とはなにか」をさまざまに教えてもらえるのだから。今回のスタッフも、水戸岡さんの職人魂に触れたことで、それぞれの仕事観がちょっと変わったんじゃないかな？&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;▼&lt;a href=&quot;http://www.mbs.jp/jounetsu/2009/05_10.shtml&quot;&gt;工業デザイナー・水戸岡鋭治篇（2009年5月10日放送）&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;a onclick=&quot;javascript:urchinTracker(&#39;/link/cocolog/plusp20090619.mp3&#39;);&quot; href=&quot;http://files.podcastjuice.jp/jyounetu/plusp20090619.mp3&quot;&gt;MP3ファイルをダウンロード&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>

<dc:subject>読む情熱大陸</dc:subject>

<dc:creator>情熱大陸</dc:creator>
<dc:date>2009-06-19T16:00:00+09:00</dc:date>
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<item rdf:about="http://jounetsu.cocolog-nifty.com/plusp/2009/06/post-a289.html">
<title>田中マルクス闘莉王さんの本棚</title>
<link>http://jounetsu.cocolog-nifty.com/plusp/2009/06/post-a289.html</link>
<description>「おい、闘莉王あがりすぎだろー！戻れ、戻れ」。僕はサッカー日本代表の試合を見なが...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;&lt;a href=&quot;http://jounetsu.cocolog-nifty.com/plusp/haba.html&quot;&gt;&lt;img height=&quot;125&quot; border=&quot;0&quot; align=&quot;right&quot; width=&quot;100&quot; alt=&quot;幅允孝&quot; src=&quot;http://jounetsu.cocolog-nifty.com/plusp/images/haba_s.jpg&quot; /&gt;&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「おい、闘莉王あがりすぎだろー！戻れ、戻れ」。僕はサッカー日本代表の試合を見ながらTVに向かって何度か叫んだことがある。特に彼は、試合の中でも絶
対に点を取られてはいけない、言い換えると何とかして１点欲しい緊迫した局面で、ディフェンダーながらすごい勢いで前線に駆けあがって味方の加勢をしにい
くのだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　田中マルクス闘莉王。いまの日本代表のディフェンスラインを支える屋台骨であり、そんな代表の中で最も気持ちを全面に押し出したプレイで観るものの心をつかまえる選手。その愚直ともいえる前へ前への推進力は、彼がこれまで歩んで来た道のりから生まれたものだ。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;　日系三世である闘莉王は、16歳の時初来日。サッカー留学ではあったものの、そのスポーツでは無名の進学校でのプレイ。しかも今の流暢な日本語からは信じられないが、その当時はまったく言葉がわからず、テレビドラマを何度も巻き戻して見たり、作文をしたりして、ひとつひとつ0から学んだのだと言う。番組の中で紹介されていた原稿用紙に書かれていたのは、教科書でお馴染みの『スーホの白い馬』の感想文。そしてその絵本の傍らには、こんな本があってもいいだろう。『Ai ジョン・レノンが見た日本』。あのジョンが日本語を学ぶ時に使ったイラストと言葉がそのまま本になった1冊だ。例えば、「ikiru」という言葉には、花を摘んで眺める人のペン画が描かれており、ジョンが「LIVE=生きる」という言語を自然との共存として認識していたことがよくわかる。闘莉王も、きっと自分なりの掴み方で日本語を、そして日本という国の輪郭を少しずつ自分のものにしていったのだろう。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　田中マルクス闘莉王には好きな言葉があり、それは「気合い」だと言う。そんなマインドが培われた場所は母国ブラジルの家族の輪の中だった。厳格な父と、イタリア系の母。遠い日本からブラジルへやって来て、その土地における田中家の礎を築いた祖父と祖母。『目でみるブラジル日本移民の百年』という1冊を開いても明らかなように、明治41年に781人の日本人がサントス港に上陸してから100年を超え、150万人もの広がりを持ったブラジル日系人社会。厳しい環境の中で、ブラジルと日本の多文化社会の間を揺れ動きながら、自らのアイデンティティと生活の場を確立してゆくには、確固たる意志が、断固たる決意が必要だったに違いない。柔和で優しく見える祖父母や、大きな愛で包み込むような両親の背中が、闘莉王に「気合い」という言葉の真髄を理解させたことは、容易に理解できる。「欲しいものがあるなら自分で働け」と13の時から闘莉王を会計事務所で働かせた父。彼も教師の職に就きながら40歳を過ぎてから弁護士になる勉強を始め、後年資格を取ったのだと言う。ブラジルの家庭の風景といえば、陽気な音楽とサッカーボールと闘莉王がつくっていたような美味しそうな郷土料理ばかりではないらしい。彼の故郷には不退転の強い意志が宿っていたのだ。　&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　ブラジル生まれの日本代表、闘莉王。かつて日本のことを「境界国」とよんだ思想家、内村鑑三も武士の子として生まれながら、キリスト教に帰依し境界を歩んだ者だ。そんな内村が英文で書き記し、新渡戸稲造の『武士道』や岡倉天心の『茶の本』と並んで、近代日本の精神をかたち作ったといわれる名著が『代表的日本人』だ。西郷隆盛・上杉鷹山・二宮尊徳・中江藤樹・日蓮という5人の異分野の先駆者を取り上げ、日本人が世界との距離感をどう取り、どう生きていくべきかを語っている。日本代表の誰よりもナショナルチームでプレイする誇りを感じさせる闘莉王。彼もまたボーダーを生きて来たもの故に、日本を代表するということの真意が自然に身に付いているのかもしれない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　闘莉王は、次の試合でも緊迫した場面にすごい形相で味方の加勢に前線まであがっていくのだろう。だけれども、そのリスクにドキドキしながら、きっと期待感がそれを上回るに違いない。何と言っても彼は、気合いのはいった不退転の意志を背負う男なのだから。&lt;/p&gt;


&lt;p&gt;▼&lt;a href=&quot;http://www.mbs.jp/jounetsu/2009/04_19.shtml&quot;&gt;プロサッカー選手・田中マルクス闘莉王篇（2009年4月19日放送）&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;a href=&quot;http://files.podcastjuice.jp/jyounetu/plusp20090612.mp3&quot; onclick=&quot;javascript:urchinTracker(&#39;/link/cocolog/plusp20090612.mp3&#39;);&quot;&gt;▼MP3 ファイルをダウンロード&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;

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<dc:subject>あの人の本棚は、きっと</dc:subject>

<dc:creator>情熱大陸</dc:creator>
<dc:date>2009-06-12T16:00:00+09:00</dc:date>
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<title>第8話 走ること、走らないこと</title>
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<description>　ホームに続くエスカレーターに岩井智世が乗ったとき、二番線に電車が参りますとアナ...</description>
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&lt;p&gt;　ホームに続くエスカレーターに岩井智世が乗ったとき、二番線に電車が参りますとアナウンスが聞こえてきた。ああ、電車、きたんだと思いながら、智世は動
くことをせず、そんな自分にびっくりする。昨日まで、人の立っていない右側に移動し、一気にエスカレーターを駆け上がった。いや、昨日までエスカレーター
すら使っていなかった。右側に人の列ができてちんたらとしか進まないこともあるから、アナウンスや電車の音が聞こえると階段を一段抜かしで駆け上がってい
たのだった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;　走れば間に合うと思いながら、体が動かない。昨日までの自分のような人たちが、エスカレーターの右側をひょいひょいと駆け上がっていく。電車がホームにすべりこむ音がする。走ろうよ、と自分に言ってみるが、智世の足は動こうとしない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　ホームにたどり着くと、ちょうど電車が走り出すところだった。智世はホームに突っ立って、走っていく電車を見送る。そういえば、こんなふうに見送るのは、はじめてだなと気づく。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　ほしいものは自分の手でつかむしかないと、智世は弱冠五歳のときから思っていた。その年に弟が生まれたのだった。相手が察してくれたり、問題解決してくれるのを待っているだけでは何もならない。何かほしいときは大声でほしいと言い、聞き入れられなければ声を張り上げてほしいと泣き叫ばねば、何も手に入らない。幼少時からずっとそう思ってきたし、実際智世は、ほしいものはそうして手に入れてきたのだった。ほしいもの――それはときには親の関心であり、物品であり、進学先であり、親友であり、恋人であり、貯金であり、仕事である。何から何まで手に入ったわけではないが、でも、友人にせよ恋人にせよ進学先にせよ就職先にせよ給与にせよ、今手元にあるものは、偶然降ってきたものでもなければ運命的にそうなったのでもない、ほしいとのぞんでみずから手に入れたものだと、二十九歳の智世は信じている。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　砂に埋めた旗は、だれよりも速く走っていかないと、自分のものにはならない。それが智世の信念だった。昨日まで。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　智世の勤める子ども服メーカーでは、異動の内示は三月にある。智世は内示を受けなかったので自分とは無関係だろうと当然思っていた。けれど四月も半ばを過ぎた昨日、突然、商品管理部への異動を通達された。商品管理部。耳を疑った。社員たちはその部を陰で「隔離病棟」と呼んでいる。仕事ができるとは言い難い社員や、定年間近な老社員たちばかりで構成された部で、仕事といえばひたすら、発注された商品の数と卸した商品の数をコンピュータに打ちこみ、間違いがないかを確認するのみ。他の部署とのつながりもなく、社外に出向く用事もなく、そこだけ隔離されたように孤立する、地味でさえない部なのである。営業部にいた智世の成績は、自身で客観的に見ても決して悪くはなかったし、大きなへまもしていない。物理的にも精神的にも、走って、走って、走ってきたのだ。夏に人事部の上司にランチに誘われたとき、商品企画部で働くのが夢だと熱く語り、上司は智世の働く姿勢を褒めてくれた。なぜいきなり隔離病棟なのか。もしかして、上司、「商品企画部」と「商品管理部」を聞き間違えたのか。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　五時半の終業を待って、智世は人事部の上司の元にいった。無礼を承知で異動の理由を訊くために。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「まだ若いんだし、いろんなことを体験するのもいいと思って。とくにきみは、いつもあわてすぎだから、ああいうのんびりしたところは学ぶことも多いよ」と、上司はメロンパンを食べながら言い、「昼めし、取り損ねちゃって」と照れくさそうに笑った。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　帰り道ですでに走る気力がなかった。隔離病棟。老いた社員と役立たずに囲まれて隔離病棟勤務。いったいなんのために走ってきたのか。だれよりも速く、と自分に言い聞かせてきたのか。恋人に電話をして愚痴ろうかと思ったが、そうする気力もなかった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　いつもより十分ほど遅く、会社の最寄り駅に着く。大勢の乗客とともに自動改札をくぐり、智世は会社へと歩き出す。数十メートル先で青信号が点滅していても、智世はもう走らない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　横断歩道の前で信号待ちをするのもずいぶんひさしぶりだった。道路沿いに植えられた木々の緑が、いつのまにかずっと深くなっている。おだやかな風にあおられて、白い葉裏を笑うようにのぞかせている。横断歩道を渡ったところに、新しいドーナツ屋ができていることに気づく。始業までまだ余裕はあるし、ドーナツ、食べていこうかな。好奇心やわくわく感というよりは、やけばちな気分で思う。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　青になった信号を渡り、窓際にカウンター席のあるドーナツ屋に入る。カウンター席には女の子がひとり座っているだけだった。雑誌を読みながらドーナツを食べている。ドーナツとアイスティを買い、智世もカウンター席に座る。ガラス戸から信号待ちをする人たちが見える。もっちりした生地のドーナツを食べながら、智世は信号を待つ人たちを見るともなく見る。青になると、最前列にいた数人が競歩のような早足でこちらに向かってくる。うらやましい、と彼らを見て智世は思う。この人たちには急ぐ用がある。急ぐ理由がある。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　のんびりしたところで何を学ぶのか、智世にはわからない。ちんたら歩いていたら、砂に立てた旗はだれかにとられちゃうじゃないか。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　ドーナツを食べ終え、アイスティを飲み、智世は席を立つ。実際に異動するのは連休後だが、なんだか最後の一滴までやる気はしぼりとられたような気分だ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　店を出たとき、横断歩道を渡る人々のなかに、見知った顔を見つけた。昨日智世が異動の理由を訊きにいった、例の上司である。ずいぶんのったりと信号を渡っている、と思った矢先、彼のかたわらに小柄な老婦人がいることに智世は気づく。大勢が足早に信号を渡るなか、上司は老婦人の手を握り、彼女の速さに合わせて歩いているのだった。あんまり真剣な顔をしているから、上司は貴婦人をエスコートする少年みたいに見えた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　すべての人が信号を渡り終え、老婦人と上司だけが横断歩道上に取り残される。青信号は点滅し出すが、二人はちょうど真ん中の中央分離帯を過ぎたばかり。店を出たところで立ち止まり、智世ははらはらしながら二人を見守る。速く、速く、速くしないと赤になっちゃう。智世は胸の内で叫ぶが、老婦人はゆっくりゆっくり歩を進め、上司もそれに合わせてそろそろ歩いている。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　信号は赤になってしまう。一台の車がクラクションを鳴らし、すると上司は眉間にしわを寄せ下顎を突き出して、その車の運転手にガンを飛ばしている。クラクションがやむ。木々の緑が風に揺れている。智世の足元で、木々の影がレース模様を作っている。やわらかい午前中の風に、ドーナツの甘いにおいと、それとはまったく種類の異なる、何かの花のあまやかな香りが混じっている。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　ようやく二人は横断歩道のこちら側にたどり着く。二人の背後で車が走り出すのが、スローモーションのように智世には思えた。老婦人は丸い背をさらに丸く折り曲げて上司に向かって幾度も頭を下げ、ドーナツ屋の前を、ゆっくり、ゆっくり通りすぎていく。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　おはようございます、と、智世はにやにや笑いで上司に声をかける。おう。短く答えて歩く上司に歩を揃える。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　もういいや。智世は唐突にそう思う。もう走らない。走ってなんかやるもんか。ずっと歩いてやる。ずっとちんたら歩いてやる。そうすることでしか手に入らないものも、きっとあるはずなんだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「そこのドーナツ、意外においしかったですよ」隣を歩く上司に声をかけると、&lt;br /&gt;「京都から取り寄せたおからを使ってるからな」真顔で返されて、智世は思わず笑い出す。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;a onclick=&quot;javascript:urchinTracker(&#39;/link/cocolog/plusp20090605.mp3&#39;);&quot; href=&quot;http://files.podcastjuice.jp/jyounetu/plusp20090605.mp3&quot;&gt;▼MP3ファイルをダウンロード&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>

<dc:subject>見上げれば満天の星</dc:subject>

<dc:creator>情熱大陸</dc:creator>
<dc:date>2009-06-05T16:00:00+09:00</dc:date>
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