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<title>情熱大陸＋P</title>
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<description>読む、聴く～もうひとつの「情熱大陸」へようこそ。</description>
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<title>雑誌編集長・岩佐十良</title>
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<description>「楽」という言葉は、なかなかにヤッカイなものである。漢字一文字でみると、「ラクで...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;&lt;a href=&quot;http://jounetsu.cocolog-nifty.com/plusp/shigematsu.html&quot;&gt;&lt;img height=&quot;125&quot; border=&quot;0&quot; align=&quot;right&quot; width=&quot;100&quot; src=&quot;http://jounetsu.cocolog-nifty.com/plusp/images/shigematsu_s.gif&quot; alt=&quot;重松 清&quot; /&gt; &lt;/a&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「楽」という言葉は、なかなかにヤッカイなものである。漢字一文字でみると、「ラクである」「ラクをする」の「楽」。その印象があまりにも強いせいか、「楽しむ」という言葉も、ついつい「ラク」の延長線上として受け止められてしまう。要するに、つらいことやキツいことをすべて排したところにしか「楽しむ」は成立しないのではないか――と思ってしまいがちなのである。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;　だが、ほんとうはそうではないのかもしれない。11月29日オンエアの雑誌編集長・岩佐十良さんの回を観て、思った。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;『情熱大陸』のどの回をとっても、見どころは「困難にいかに立ち向かうか」という点にあるのだが、岩佐さんの回は、あえて軽い言葉でいうなら見どころ満載、ほんとうに「これでもか！」というほど次々に困難がふりかかってくるのだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　記事のタイトルへのクレーム、経営危機、デザイナーからのクレーム、丹精している完全無農薬栽培の田んぼへのカラスの攻撃、ついには岩佐さん自身倒れて緊急手術を……。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　もちろん、作品の出来映えは、困難の数だけに担保されるものではない。『情熱大陸』は決して苦労自慢のドキュメンタリーではないのだから。さらに言うなら、出版業界の片隅ですでに27年も生きているシゲマツ、雑誌づくりや出版社経営のキツさはそれなりにくわしく知っているつもりだ。さすがにカラス駆除の苦労はともかくとしても、それ以外の困難の数々については、似たような話は業界のあちこちで見聞きしている。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　だから、繰り返して確認しておく。このドキュメンタリー作品の眼目は、描かれた困難の数や内容にあるわけではない。ならば、僕はどこに強く惹かれたのか――。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　岩佐さんの姿勢である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　もっと正確に言うなら、さまざまな困難に見舞われながらも姿勢がブレない、その揺るぎなさを描ききってくれたところにこそ、今回の作品の真骨頂がある。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　たとえば、会社が経営危機に陥ったときの会議の場面に、岩佐さんが会議前にスタッフに宛てて送ったメールのプリントアウトがちらっと出てくる。オンエアの際は内容はわからなかったのだが、録画したＤＶＤで一時停止してみると文字が読み取れた。そこには、こんな言葉が記されていたのだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;〈「頑張る」「なんとかする」の根性論は不要です〉&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　なるほど、と腑に落ちた。この言葉は間違いなく、岩佐さん自身の姿勢の表明だろう。根性論は不要――冷静かつ現実的なのである。だからこそ、数々の困難の場面でも、岩佐さんの感情が大きく揺れることはない。スタッフもそれをわかっていたのだろう、困難に立ち向かう岩佐さんの姿をことさらドラマチックに描くことはなく、むしろ淡々としたスケッチに徹していた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　ヤマ場をつくるのは簡単だっただろう。しかし、スタッフはそれを最後まで禁欲した。その結果、岩佐さんのタフネスぶりが浮き彫りになった。会社や編集部を率いるトップとして、困難の一つひとつに動揺してはいられない。「前途多難」は、いわば、ゲリラの闘いの宿命のようなものなのだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　その宿命を、岩佐さんは静かな覚悟とともに受け容れている。そして、それを貫くことで、「楽しく雑誌をつくる」という強がりや建前すれすれの言葉に、しっかりとした説得力が生まれた。「楽しく雑誌をつくる」というのは、断じて「楽をして雑誌をつくる」と同義ではない。楽ではない仕事を楽しむことができるひと――それを、僕はプロフェッショナルと呼びたいのだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;▼&lt;a href=&quot;http://www.mbs.jp/jounetsu/2009/11_29.shtml&quot;&gt;雑誌編集長・岩佐十良篇（2009年11月29日放送）&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;a onclick=&quot;javascript:urchinTracker(&#39;/link/cocolog/plusp20091218.mp3&#39;);&quot; href=&quot;http://files.podcastjuice.jp/jyounetu/plusp20091218.mp3&quot;&gt;MP3ファイルをダウンロード&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>

<dc:subject>読む情熱大陸</dc:subject>

<dc:creator>情熱大陸</dc:creator>
<dc:date>2009-12-18T16:00:00+09:00</dc:date>
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<item rdf:about="http://jounetsu.cocolog-nifty.com/plusp/2009/12/post-20b7.html">
<title>青木良太さんの本棚</title>
<link>http://jounetsu.cocolog-nifty.com/plusp/2009/12/post-20b7.html</link>
<description>　陶芸家・青木良太の個展へ伺い、実際に作品を目にする機会があった。透けそうなほど...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;&lt;a href=&quot;http://jounetsu.cocolog-nifty.com/plusp/haba.html&quot;&gt;&lt;img height=&quot;125&quot; border=&quot;0&quot; align=&quot;right&quot; width=&quot;100&quot; alt=&quot;幅允孝&quot; src=&quot;http://jounetsu.cocolog-nifty.com/plusp/images/haba_s.jpg&quot; /&gt;&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　陶芸家・青木良太の個展へ伺い、実際に作品を目にする機会があった。透けそうなほどに繊細でなめらかな素材感、虹色に輝く金属のような釉薬、溶け出した溶岩のようなテクスチャー…。どの器も一筋縄ではいかないような存在感を放っていた。彼自身にもお会いできたのだが、テレビで見たのと同じように黒いターバンを巻き、大きなシルバーのピアスをつけ、一見すると美容師か何かのようで、およそ陶芸家のようには見えない。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;　しかし、陶芸に向かう彼のその姿勢は、まるで科学者のようだ。釉薬の配合は0.2g単位で行われ、何と年間に2万5000種類ものテストを重ねている。オリジナルの配合レシピはすでに40種類も完成させているが、それでもまだ実験はやめない。『自分の体で実験したい―命がけの科学者列伝』という本があるのだが、ここに出てくる10名の科学者たちは、動物実験を行った後、最後は自分の体を実験台として研究を行った。有名なのは、キュリー夫人。彼女もまた自分の体を犠牲にして、ラジウム研究に身を捧げた人物である。科学者たちが身を挺してまで徹底的に探求する姿。それは、青木良太の陶芸に対する姿勢とも通じるところがあるように思える。人のため、世のため、そして「自分の想像以上のものが見てみたい」という並外れた好奇心が彼らを動かしているのであろう。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　青木が自ら土を掘り起こして作陶する場面があったが、それを見て『一色一生』の著者である染織家・志村ふくみのことを思い出した。彼女は、草木染めによる作品を独自の分野で開拓し、注目を集めた人物。現在85歳の人間国宝でもある。自然から恩恵をいただいて、それを作品に込める姿勢に二人が重なって見えたのだ。また、本書の中で彼女は「運・根・鈍」こそが仕事をなす上で重要であると説いている。「運」は、自分にはこれしか道がないのだと思いこむようなもの。「根」は、粘り強く一つことを繰り返し繰り返しやること。そして「鈍」とは、材質を通しての表現である工芸は、絵や文章とは違い、直接ものをいうわけにいかない「鈍」な仕事なのだということ。青木の仕事はまさにこれに当てはまるのだと思う。「陶芸と心中したい」というほどの覚悟は「運」、釉薬の研究を繰り返す姿勢は「根」、そして、自然の素材や質感から魅力を発している青木の作品はまさに「鈍」の仕事をしているといえるのではないだろうか。&lt;br /&gt;　青木良太は、工房の壁に日の丸を貼っており、「自称日本代表」と自らのことを名乗る。常に「日本」を強く意識しながら、作品を生み出しているのである。新渡戸稲造の『武士道』は、島国・日本だからこそ育むことのできた武士道精神について語られた本。新渡戸がカリフォルニアにいた際に、日本人のことをもっと知ってもらうため、英語で出版したものだ。「自分が太平洋の架け橋となる」と言った新渡戸は、日本の文化を世界へ、そして世界の文化を日本へ伝えたいと考えたのである。青木自身も世界中に陶芸の素晴らしさ、そして料理によって器を使い分けるという日本独自の文化までもを伝えたい、そう胸に抱いている。だから、スイスの学校へ留学したり、NYで個展を行ったりと世界を見据えた活動をしているのだろう。この二人に共通するのは、日本に目を向けていながらも、その魅力を世界に向けてどう発信するかを考えているところなのだ。今後は日本とNYの活動を半々にするつもりだと語る青木。これからも「日本代表」が世界で活躍する姿を応援していきたいと思う。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;▼&lt;a onclick=&quot;javascript:urchinTracker(&#39;/link/cocolog/plusp20091211.mp3&#39;);&quot; href=&quot;http://files.podcastjuice.jp/jyounetu/plusp20091211.mp3&quot;&gt;MP3 ファイルをダウンロード&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;▼&lt;a href=&quot;http://www.mbs.jp/jounetsu/2009/10_25.shtml&quot;&gt;陶芸家・青木良太篇（2009年10月25日放送）&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;

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<dc:subject>あの人の本棚は、きっと</dc:subject>

<dc:creator>情熱大陸</dc:creator>
<dc:date>2009-12-11T16:00:00+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://jounetsu.cocolog-nifty.com/plusp/2009/12/post-05a9.html">
<title>誠心誠意、裏切る～ディレクター・坂部康二</title>
<link>http://jounetsu.cocolog-nifty.com/plusp/2009/12/post-05a9.html</link>
<description>『情熱大陸』を作っているディレクターは熱血漢タイプに違いない――。そんな印象は、...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;『情熱大陸』を作っているディレクターは熱血漢タイプに違いない――。そんな印象は、一般的にはあるだろう。だが、その予想はあっさりと裏切られた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;
　ディレクター・坂部康二（さかべこうじ）。36歳１児の父。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;
「仕事だからやってるだけ。ほんとうは家でゴロゴロしているのが一番好きなんですけどね」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;
　そんなセリフを、実年齢より３～４歳は若く見える顔立ちで、飄々と口にする。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;　坂部がこれまでディレクターとして取材してきたのは、かなり強烈な人物ばかりだ。『漫画家・西原理恵子篇』ではインドに渡り、現地の人でもなかなか立ち入らない地区に分け入り、『映画監督・木村大作篇』では、映画『剱岳』の撮影隊と一緒に険しい雪山に登った。普通なら取材や撮影を尻込みするような人物や場所でも、坂部は平気で飛び込んで行く。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「僕はある種の『狂気』をもっている人に惹かれるんです。自分のやりたいことのために『そこまでやるか』と思えるほどのことを、平然とやってしまうようなね」。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　その狂気が発露する瞬間を、目の前で観てみたい――それは、坂部がディレクターを目指した原点でもあった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　◇　　◇　　◇&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　ハタチの頃、「就職」という人生の岐路に立ち、悩んだ。飢餓や紛争に苦しむ世界の人たちの役に立ちたかったが、思うような職には就けなかった。挫折と葛藤。改めて自分と向き合い、やりたいことをやってくしかないと考えたとき、浮かんだのは映像とドキュメンタリーの世界だった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「世界には自分などが想像もできないおもしろい人や場所がたくさんある。ドキュメンタリー番組を作る側になれば、それらを実際に現地に行って、最前列の特等席で見ることができると思ったんです」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　やがて『情熱大陸』のディレクターとなり、念願かなって、興味あふれる人物たちを目の前で見つめる権利を手に入れた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「自分は『情熱大陸のディレクター』という立場だからこそ、取材対象者の生活や仕事の現場を目の前で見たり、彼らから直接話を聞いたりできる。だからこそ、そこから頂いたものを、できるだけ多くの視聴者に、最高の形で提供することが、特等席を与えられた者の義務であり、そこにこそ自分の存在価値があると思うんです」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　◇　　◇　　◇&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　しかし、「多くの視聴者に、最高の形で提供する」のは容易なことではない。取材相手のこれまで誰も見たことのない真実をあぶりだすためには、時には衝突を覚悟しなければならないこともある。取材相手を怒らせたりするかもしれないが、どうしてもこのシーンは撮りたいというとき、どうするのか。坂部は、インタビューの冒頭と変わらぬ飄々とした口ぶりで、しかしきっぱりとこう答えた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「誠心誠意、相手を裏切ります。取材させていただいた方に対しても正直でいたいけど、自分のつくる『情熱大陸』に対しても正直でいたいから」。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　そして、最後に一言、「本当は人を怒らせてまで、仕事したくないんですけどね」と申し訳なさそうに付け加えた。その刹那、家でゴロゴロしているのが一番好きな男の優しさと、特等席で取材対象を見つめ続けるプロの厳しさの葛藤が、少しだけ垣間見えた気がした。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;▼&lt;a href=&quot;http://www.mbs.jp/jounetsu/2004/06_13.shtml&quot;&gt;漫画家・西原理恵子篇（2004年6月13日放送）&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;▼&lt;a href=&quot;http://www.mbs.jp/jounetsu/2008/09_21.shtml&quot;&gt;映画監督・木村大作篇（2008年9月21日放送）&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;▼&lt;a href=&quot;http://www.mbs.jp/jounetsu/2009/05_31.shtml&quot;&gt;俳優・市原隼人篇（2009年5月31日放送）&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;a href=&quot;http://files.podcastjuice.jp/jyounetu/plusp20091204.mp3&quot; onclick=&quot;javascript:urchinTracker(&#39;/link/cocolog/plusp20091204.mp3&#39;);&quot;&gt;MP3ファイルをダウンロード&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>

<dc:subject>情熱大陸のこころ</dc:subject>

<dc:creator>情熱大陸</dc:creator>
<dc:date>2009-12-04T16:00:00+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://jounetsu.cocolog-nifty.com/plusp/2009/11/post-5bfc.html">
<title>うっかり、涙</title>
<link>http://jounetsu.cocolog-nifty.com/plusp/2009/11/post-5bfc.html</link>
<description>　横浜にお住まいのフミトシさんから、ツイッターを通じて、このコーナーについての感...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;　横浜にお住まいのフミトシさんから、ツイッターを通じて、このコーナーについての感想をいただきました。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;
「窪田さんの口調で（ツイッターの）ポストが読み上げられていくのが妙な感じ。落とし所は可もなく、不可もなく」。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　いつもはツイッターの画面を流れているだけの文字を、僕が声に出して読むと確かにちょっと違和感があるのかもしれません。皆さんのコメントを、ラジオ番組
のように紹介し始めて、今回で三回目。いずれは「可もなく不可もなく」ではなくって、せめて『良』ぐらいの成績をもらえるように、コメントの紹介の仕方も
工夫していかないといけませんね。フミトシさん、コメント、ありがとうございました。これに懲りずに、また、ポッドキャストへの感想をお寄せてください
ね。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　さて、それでは――&lt;br /&gt;
　今月の話題に移りましょう。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;　11月8日放送の『小児心臓外科医・佐野俊二篇』には、たくさんの反響がありました。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「幼い子どもが自分の命と向き合って戦う姿に涙しました。秋田から岡山まで診察に来た６歳の男の子のその後が気になって仕方ありません」。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　そうホームページに書込んでくださったのは、広島県にお住まいの堀江歩さん。歩さん、書き込み、ありがとうございました。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　子どもの目の前で、両親を「来るのが遅い。話にならない」と叱りながらも、「手術をやってみる価値はある」と伝える佐野先生の迫力を、番組はこの場面にＢＧＭをいっさい付けることなく、男の子の表情を追い続けることでお伝えしました。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　この演出を担当したのは竹本有希ディレクター。ポッドキャストをずっと聴いてくださっている方なら、あるいは耳に覚えがあるかもしれません。ちょうど三年前に配信したポッドキャストの中で、プロデューサーから「はやく次の企画書を。もちろん、つまらなかったらボツ」と叱咤激励されていた『アシスタント・ディレクターのＴさん』は、彼女のことです。　&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　佐野俊二さんの放送後に、以前配信したこのポッドキャストを紹介したところ、ツイッターを通じていろんな人に伝わりはじめました。ある人が「うっかり電車で涙」と感想を投稿すると、「うっかり会社で涙」「うっかり会議中に涙」「リアルにほろっときた」「私もうっかり涙」と、次から次へと連鎖反応が繋がっていきます。中には「俺涙出ず。。」なんて人もいるところもまた、面白いんですよね。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　涙、涙、といっても、実際に頬を濡らす人が続出したわけではないのでしょうけれど、放送では得られなかった『プラスα』の部分にも、『情熱大陸らしい』ところは多少なりともあったのかなあ、なんて受け止めています。感想をつぶやいてくださった皆さん、どうもありがとうございました。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　え？ その竹本ディレクターのエピソードってどんな話かって？ それはぜひ、ご自身で番組ホームページからダウンロードしてお聴きになってみてください。感想をお伝えいただくのもお忘れなく。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　それにしても皆さん、いろんなところで読んだり、聴いたりしてくださってるんですね。あなたが会議中にツイッター読んだり、ポッドキャスト聴いたりしているのを、会社のエラい人に見つかったとしたら、「ったく、ナニやってんだ」って、泣きたくなっちゃうのは、むしろそのエラい人のほうかもしれません。くれぐれも、ご注意を。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;▼&lt;a href=&quot;http://www.mbs.jp/jounetsu/2009/11_08.shtml&quot;&gt;小児心臓外科医・佐野俊二篇（2009年11月8日放送）&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;▼&lt;a href=&quot;http://jounetsu.cocolog-nifty.com/plusp/2006/11/post_e9cb.html&quot;&gt;アシスタント・ディレクターＴさんについて（ポッドキャスト『情熱大陸＋Ｐ～プロデューサーからの手紙』2006年11月17日放送）&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;a onclick=&quot;javascript:urchinTracker(&#39;/link/cocolog/plusp20091127.mp3&#39;);&quot; href=&quot;http://files.podcastjuice.jp/jyounetu/plusp20091127.mp3&quot;&gt;MP3ファイルをダウンロード&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>

<dc:subject>みんなの情熱大陸</dc:subject>

<dc:creator>情熱大陸</dc:creator>
<dc:date>2009-11-27T16:00:00+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://jounetsu.cocolog-nifty.com/plusp/2009/11/post-27d6.html">
<title>陶芸家・青木良太</title>
<link>http://jounetsu.cocolog-nifty.com/plusp/2009/11/post-27d6.html</link>
<description>　こういうところが歳を取った証と言えば証なのだが、最近どうも、「伝統の殻を打ち破...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;&lt;a href=&quot;http://jounetsu.cocolog-nifty.com/plusp/shigematsu.html&quot;&gt;&lt;img height=&quot;125&quot; width=&quot;100&quot; border=&quot;0&quot; align=&quot;right&quot; alt=&quot;重松 清&quot; src=&quot;http://jounetsu.cocolog-nifty.com/plusp/images/shigematsu_s.gif&quot; /&gt; &lt;/a&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　こういうところが歳を取った証と言えば証なのだが、最近どうも、「伝統の殻を打ち破る風雲児」や「旧態依然とした世界に旋風を起こす若き俊英」といった若者に対して冷ややかな目を向けてしまうようになった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　カッコよさは、もちろん認める。そもそも、くすぶりどおしだった自分の若い頃を振り返ってみると、ただただ素直に「恐れ入りました」と感服するのがオト
ナの正しい態度だとも思うのだが……それでも、中年オヤジは若者より長く生きてきたぶん、勝負のスパンを長くとることもできる。颯爽と現れた若者を「さ
て、五年後にもその威勢の良さを保っていられるかな？」という意地悪なまなざしで見ることができるのだ。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;　10月25日オンエアの陶芸家・青木良太さんは、紛うかたなき風雲児であり、俊英である。番組ホームページの紹介文は〈頭にはターバンを巻き耳にはシルバーのピアス。およそ陶芸家らしくないスタイルで作品を作り続ける異色の陶芸家〉――じつを言うと、その一文を読んだとき、ははーん、なるほどね、と勝手に思い込んでいたのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　たいへん申し訳ない。まったくもって失礼な話だということは認める。しかし、本音である。〈およそ陶芸家らしくないスタイル〉を痛快だと思う一方で、「『らしくない』を売り物にしているうちは半人前だぜ」という思いも、胸の片隅には確かにあったのだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　たとえば僕のいる物書きという世界一つとってもそうだ。こう見えてもシゲマツ、編集者時代から数えればすでに二十六年のキャリアである。その間、たくさんの「風雲児」や「俊英」が登場して業界を湧かせた。しかし、五年、十年と第一線で活躍しているひとは決して多くはない。おそらく、それはどの世界でも同じだろう。「らしさ」を無批判に受け容れている若手は論外でも、「らしくない」だけが武器だと、やはり長くはもたないのだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　では、「らしくない」で打って出て、なおかつ、そこで五年、十年、二十年と活躍するひとの条件は――。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　答えは、青木さんの姿にある。青木さんがみごとに体現してくれていた。土に釉薬を混ぜて焼くという常識破りの方法を駆使する大胆さの一方で、釉薬の調合を０・２グラム刻みで試行錯誤するという細心さも忘れない青木さんは、また、ベテランの陶芸家にも素直に教えを乞う。知らないことは素直に「知らない」と言い、だからこそ、知ったときに目をきらきらと輝かせる。日本古来の伝統的な技法の良さを十二分に認めたうえで、そこに青木流のアイデアを加える……。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　番組の中ではニューヨークでの初個展の様子や、青木さんの焼き物が若いひとたちにいかに支持されているかも描かれていたが、僕がなにより「このひと、すげえ！」と感嘆したのは、「風雲児」でも「俊英」でもなく、一人の若手陶芸家としての謙虚で貪欲な姿勢が見える場面だったのだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　青木さんの「新しさ」は、「古さ」への敬意に裏打ちされている。だから、強い。&lt;br /&gt;「らしくない」だけを振りかざして、駄々をこねるように伝統をやみくもに否定することのみで「新しさ」を強調するのは簡単だ。しかし、そんな「新しさ」は、いずれ（本人が思っているよりずっと早く）色あせてしまう。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　最後に残る「新しさ」とは、じつは「古さ」に背を向けるのではなく、それを呑み込んで先に進むことなのではないか。温故知新――いかにもオヤジらしい結論になってしまって恐縮なのだが、でもね、小説の世界でも、斬新な小説を書きながら長く第一線で活躍しているひとって、じつは皆さん、きっちり古典を読み込んでるんだぜ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;▼&lt;a href=&quot;http://www.mbs.jp/jounetsu/2009/10_25.shtml&quot;&gt;陶芸家・青木良太篇（2009年10月25日放送）&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;a href=&quot;http://files.podcastjuice.jp/jyounetu/plusp20091120.mp3&quot; onclick=&quot;javascript:urchinTracker(&#39;/link/cocolog/plusp20091120.mp3&#39;);&quot;&gt;MP3ファイルをダウンロード&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>

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<dc:date>2009-11-20T16:00:00+09:00</dc:date>
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