藤原務/尾嵜豪/武藤靖
毎週、「情熱大陸」にまつわるお話をお届けする「情熱大陸+P」。
今週からは、情熱大陸の制作スタッフをスタジオに呼び、番組制作の苦労話や裏話を聞いたり、視聴者の皆さんからの質問にお答えてもらおうという新企画
「サロン+P」を始めました。さて、今月はいったいどんな話が聞けるのでしょうか。ポッドキャスティングでお聞きください。
▼今月のゲスト
・藤原務プロデューサー
『東京国立博物館展示デザイナー・木下史青篇(3月30日放送)』担当
・尾嵜豪プロデューサー
『お魚ライフ・コーディネーター・さかなクン篇(4月6日放送)』担当
・武藤靖プロデューサー
『柔道家・野村忠宏篇(4月20日放送)』担当
▼上野公園の真ん中にあれだけ大きなものがあるって言うのが、まずスゴい
司会「東京国立博物館の中をあんなにじっくり見たのは、私、初めてだったんですけど、なかなかないことなんですよね」。
藤原「僕も最初に打合せに行った時って裏から入ったんですけど、上野公園の真ん中にあれだけ大きなものがあるって言うのがまずスゴいと思いましたし、あそこのデザイン室って部屋に行くまでに、結構、歩くんですよ、長い廊下を。オンエアの中ではそこまで扱えなかったんですけど、結構、入り口からストロークだけでも僕らは見れるぐらいかなあと、最初思って。この建物にいる人の話がやれることが、ちょっとひとつ別の意味でも面白いかなとは思いました。照明のことでは、オンエアの中でもかなりやってましたけど、まぁ~悩まれて。僧侶の方々との打合せも実は何回もやってるんで。何回も彼自身も壊してるって言う経緯があって、で、やっとあそこに落ち着いたと。で、やっぱり、あの目の高さのこともすごい気にしてやってたんで、最初なんか全然違うやつをやってて、ほんとはオンエアの中でも入れたいなあという話をしてたやつとかあったんですけれども、それが一回おじゃんになってまたイチからやり直すみたいな、作業を結構やってましたね」。
▼3Dで魚を認識してるってことですか?
司会「『ただの魚好き』じゃないんですね」。
尾嵜「じゃないですねえ。あそこには30の(魚の)歯型があったんですけど、28当てましたよ、彼」。
一同「へーーーっ!(唖然)」
尾嵜「2個間違ったことを彼は悔しがってたんですよ(笑)。でも、桂浜の水族館の方は舌巻いてはりましたけどねえ。何であそこまで詳しいかっていう所を、よく聞かれるんですけれども、僕も水産を学んでたんですけども、大学で。水産の魚類分類学の講座に出るとまずさせられるのが魚の標本を見てスケッチをする。それも正確に。彼がやってるのと同じですわ。背びれは13本あって、目ん玉の大きさはこれぐらいで、ヒゲの長さは目玉の大きさと同じぐらい、とかね。そういうのを全部描くんですよ。描くことによって覚えるし、分類の仕方、魚の特徴がわかるという。彼はそれをほんとに小さい頃から、知らず知らずのうちにやってるんですよ」。
司会「情熱大陸の本編の中でもありましたよね。私、なんであんなに一生懸命スケッチしてて、しかもね、一匹(一尾)の魚をね、いろんな角度からスケッチする理由がわからないって思ってたんですよ」。
尾嵜「彼は前から見た顔が好きなんですよ。可愛いって言うんですよね。でもそれは前から見ることによって魚を立体的に頭の中に叩き込むことが出来るんですよ。だから、歯だけで当てれるんですよ」。
司会「3Dで魚を認識してるってことですか?」
尾嵜「そういうことです。持って生まれたもので、なるべくしてなった『さかなクン』」。
▼投げられたいと思いました
司会「乱取りの話なんですけど、学生が野村さんの乱取りの相手をさせられて、ただひたすら投げられてたじゃないですか。あれってメゲないですか?」
武藤「あれは、柔道やったことのない人間からすると『可哀想になあ』とか当然なるじゃないですか。実はあれって、ほんとに、すごい、何ていったらいいんだろうな、本人にとっては嬉しいことで」。
司会「嬉しい!?」
武藤「ありがたいことっていうか。ああやって練習を、世界チャンピオンになったことある人間で、なおかつ日本の代表(的)選手で、世界を獲るかとらないかっていわれてる選手の相手を延々してるわけですよね。そういう人間とやってる人間っていうのは、知らないうちに段々段々と力がついてくるんですよね」。
司会「強くなるんですか?」
武藤「強くなるんです」。
司会「投げられているうちに?」
武藤「はい。だから逆にやらせてくださいっていっても、やらせてもらえないんですよ。だからそれがドンだけ素晴らしいことかって言うのは、やってる本人は判ってると思うんですよね。だから、知らないうちにタイミングの取り方とか、そういうものどんどんどんどん学んでいくんですね。だから、対野村さんだけではなくて、そうじゃない、そのやってきたことが、いろんな選手に対しても、自然と体が動くようになったり、力が自然とついてる」。
司会「武藤さんも投げられたいって思います?」
武藤「投げられたいと思いました」。
(2008/4/23、毎日放送・東京支社ラジオスタジオで)
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