« ディレクターからのメッセージ | トップページ | 建築家・迫慶一郎 »

2008年2月15日 (金)

情熱の瞬間!

音声ファイルをダウンロード

「おいしい!」

 料理をふるまって、そう褒められて嬉しくない人などいないでしょう。だから、行く先々の言葉で『おいしい』は何と言うのかを覚えておくだけで旅はぐんと楽しくなります。
 村の小さなパン屋さんが焼きたての香りがするパンに濃厚な味わいのチーズを添えて出してくれた時、騒々しい中華飯店で湯気の立ち上るホクホクの飲茶が何種 類も出てきた時。そんなとき、店の人に覚えたての「トレボン!」や「ハオチー!」という言葉を伝えてみると、たいていはにっこり笑って「ありがとう」とい う言葉を返してくれます。この一瞬のやり取りを経験できただけでも「旅っていいよなぁ」と感じるのではないでしょうか。

 ところが、この『おいしい気持ち』を実感を込めて伝えるのは、言葉だけでは意外と難しいものです。そんな時、私たちはたいてい少しジェスチャーを添えますよね。おいしかった料理のお皿をお店の人が下げに来たときに、身振りでスタッフの目を引き、相手と目が合ったときを見計らって、皿を指差したあとに親指を立てる。それからありったけの笑顔とキラキラした眼差しを精一杯作って、「グーッ!」と元気よく言う。そうすれば、たいていの人には「美味しくて気に入ったんだ」という気持ちは伝わります。

『情熱大陸』を見ているときにも、そんな風にして何かのちょっとしたジェスチャーで「おもしろい!」とお伝えいただくと、番組の作り手にも励みになるんじゃないかな――そんなふうに考えて作った小さな仕掛けが番組の携帯サイトに設けてあります。

『情熱の瞬間!』というのがそのコーナーの名前なのですが、仕組みはいたって簡単明瞭。番組を見ていて「ああ、今、良いシーンだなあ」と思ったらクリックしていただく、というだけのものです。そうやってクリックされた回数を集計すると、皆さんが番組のどのあたりで「いいなあ」と感じていただいたのが判りますよね。美味しい料理を食べて親指を立てて合図を送るのと同じように、番組を見て面白いなあと思ったら携帯電話を親指でクリックしてもらおう――というわけです。

 実はこのコーナー、昨年の四月から開設しているのですが、まさかドキュメンタリー番組の最中に「携帯サイトにアクセスしてください」と紹介するわけにもいかず、自発的にアクセスしていただいた方を頼りにするほかありませんでした。ですから、正直、そんなに多くの反応を期待してはいなかったのですが、回を追うごとに参加者が増えて、現在では千を越える投票をいただくようになりました。いつも参加していただく皆さん、ありがとうございます。

 番組がエンディングを迎える頃にクリックが増えることが多いのですが、緊張の中、待ちに待った結果が出るような場面――棋士・佐藤康光さんが勝利をおさめた瞬間や、猟師・村公一さんが釣り上げた魚をすし職人・小野二郎さんに認めてもらった瞬間など――には、さすがに皆さんからたくさんの投票をいただきました。そんな時には、きちんと番組を味わいながら見ていただいている皆さんの様子が感じられて嬉しくなります。

 投票の結果は、毎週日曜日に配信しているメールマガジン『情熱大陸タイムズ』の中で報告しているので、ぜひ皆さんも参加してみてくださいね。

 もっとも、番組の中に「おもしろい」と感じる場面を作ることができるかどうかが一番肝心なところなんですけどね。

MP3ファイルをダウンロード

2月 15, 2008 みんなの情熱大陸 |

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/151343/40119998

この記事へのトラックバック一覧です: 情熱の瞬間!:

コメント

コメントを書く