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2007年11月16日 (金)

『情熱大陸』コミュニティ管理人・佐藤永一さん(後編)



先週に引き続いて、今週はmixi(ミクシー)『情熱大陸』コミュニティ管理人・佐藤永一さんへのインタビューの続編です。

毎週、『トピック』と呼ばれる話題のきっかけとなる記事を書き込んだり、行き過ぎた発言がないかチェックしたり――。参加者の数が二万五千人を超えるコミュニティともなると管理人の負担もきっと大きなはず。「さぞや大変でしょう?」と尋ねると意外な答えが返ってきました。

「時には人物や演出について強い批判もあります。でも、それは自分の意見をはっきりと言っているだけでマナー自体はすごくいいんです。他のコミュニティでしばしば問題になる違法な映像の貼り付けや録画物の受け渡しなんかも皆無ですねぇ。特に強くルールを徹底するようなことはしていないんですけど、皆さんほんとに自制が利いていて。」

会話の中身はどんな感じなんですか、という質問には、
「番組に登場した人への感想がほとんどです。同じ意見も違う意見もいっぱいあって、いい意味で無責任なところがオフィシャルな番組ホームページにはない良いところでしょうね。同じ意見の人が居れば嬉しいし、違う意見の人が居れば発見がある。むしろ賛否両論についてそれぞれ楽しんでいるようなところがあって、そうやって会話をいろんな人と共有するのが楽しいんです。」とのこと。

これらのインタビューの中で佐藤さんが何度も「共通の感覚を」とか「みんなとシェアすることで」といった言葉を使うのは印象的でした。コミュニティの参加者同士がひとつの番組や、一人の人物を通じて何かを『共有』して交流を深めていくこと――それが実感できた時には管理人冥利に尽きる。そう言って、次のようなエピソードを話してくれました。

「いろいろなコミュニティが横にどんどんつながっていく感じ。例えばタテタカコさんの回では、タテさんのプロフィールが知りたい人はタテさんのコミュニティを訪れるし、タテさんのファンはどんな番組だったのかを逆に見に来てくれたんです。そうやって情熱大陸のコミュニティを通じて、違うカテゴリーのコアなファン同士が会話をしてくれて、人の輪がどんどん大きくなっていく感じが嬉しかったんです」

毎週、放送が終わった後に、インターネット・コミュニティの中では、どうやらもうひとつの番組(のようなもの)が生まれているといった感じすらあります。もちろん放送がなければ感想の書き込みもないのですから、テレビとコミュニティはちょうど双子の兄弟のような関係になるのでしょうか。

インタビューの最後に、佐藤さんは今後、番組に望むこととして次のように語ってくださいました。
「番組の中で登場人物の日常や素顔に触れた時に『自分たちとあんまり変わらないんだな』って部分を見つけるとホッとします。僕たち視聴者にとってはまだまだテレビ番組って手の届かないところで作っているイメージなので、番組で紹介する人たちや、それを作っている人たちがもっと身近に感じられるようなコンテンツがホームページにあったら嬉しいです。こうやって実際に話ができる場を設けてもらうのもすごくイイです。『共通するもの』を見つけることが一番嬉しいですから。ホントに今日はありがとうございました」

いえいえ、こちらこそ本当にいい勉強になりました。これからも仲の良い双子の兄弟でいられるようお互いがんばりましょう。

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11月 16, 2007 みんなの情熱大陸 |

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