2009年12月25日 (金)

Merry Christmas, Sweet Little Heart



 くりくりとした黒い瞳を輝かせて、携帯電話のおもちゃを片手にその男の子はニコニコと笑ってくれました。

 穴澤佳成人(かなと)くん、3歳。11月8日の放送で紹介した小児心臓外科医・佐野俊二さんに手術を受けた一人です。 

 お母さんの由紀さんは、地元の病院で妊娠中の胎児の心エコー検査を受けた際、お腹の中の赤ちゃんが左心低形成症候群だと診断されました。症状はきわめて深 刻。心臓移植が望ましいが、それが認められない日本では、手術治療の生存率は極めて低い――と、暗に生まれてくる命を諦めるような示唆も受けました。

2009年 12月 25日 みんなの情熱大陸 |



2009年12月18日 (金)

雑誌編集長・岩佐十良



重松 清

「楽」という言葉は、なかなかにヤッカイなものである。漢字一文字でみると、「ラクである」「ラクをする」の「楽」。その印象があまりにも強いせいか、「楽しむ」という言葉も、ついつい「ラク」の延長線上として受け止められてしまう。要するに、つらいことやキツいことをすべて排したところにしか「楽しむ」は成立しないのではないか――と思ってしまいがちなのである。

2009年 12月 18日 読む情熱大陸 |



2009年12月11日 (金)

青木良太さんの本棚



幅允孝

 陶芸家・青木良太の個展へ伺い、実際に作品を目にする機会があった。透けそうなほどに繊細でなめらかな素材感、虹色に輝く金属のような釉薬、溶け出した溶岩のようなテクスチャー…。どの器も一筋縄ではいかないような存在感を放っていた。彼自身にもお会いできたのだが、テレビで見たのと同じように黒いターバンを巻き、大きなシルバーのピアスをつけ、一見すると美容師か何かのようで、およそ陶芸家のようには見えない。

2009年 12月 11日 あの人の本棚は、きっと |



2009年12月 4日 (金)

誠心誠意、裏切る~ディレクター・坂部康二



『情熱大陸』を作っているディレクターは熱血漢タイプに違いない――。そんな印象は、一般的にはあるだろう。だが、その予想はあっさりと裏切られた。

 ディレクター・坂部康二(さかべこうじ)。36歳1児の父。

「仕事だからやってるだけ。ほんとうは家でゴロゴロしているのが一番好きなんですけどね」

 そんなセリフを、実年齢より3~4歳は若く見える顔立ちで、飄々と口にする。

2009年 12月 04日 情熱大陸のこころ |



2009年11月27日 (金)

うっかり、涙



 横浜にお住まいのフミトシさんから、ツイッターを通じて、このコーナーについての感想をいただきました。

「窪田さんの口調で(ツイッターの)ポストが読み上げられていくのが妙な感じ。落とし所は可もなく、不可もなく」。

 いつもはツイッターの画面を流れているだけの文字を、僕が声に出して読むと確かにちょっと違和感があるのかもしれません。皆さんのコメントを、ラジオ番組 のように紹介し始めて、今回で三回目。いずれは「可もなく不可もなく」ではなくって、せめて『良』ぐらいの成績をもらえるように、コメントの紹介の仕方も 工夫していかないといけませんね。フミトシさん、コメント、ありがとうございました。これに懲りずに、また、ポッドキャストへの感想をお寄せてください ね。

 さて、それでは――
 今月の話題に移りましょう。

2009年 11月 27日 みんなの情熱大陸 |